車をもつ人は必ず2年ごとに受けなくてはいけない車検。「初めての車検で費用感がわからない」という方も多いのではないでしょうか。今回は車検費用の内訳から計算方法まで詳しく解説します。
車検費用は依頼する事業者や車の状態によって異なるため、ご自身で計算したおよその費用感を参考に、見積りの取得や業者の比較検討を進めてみてください。
車検費用の内訳は?
まずは車検費用の内訳からご紹介します。
税金や保険料などの「法定費用」
法定費用とは、車検にまつわる税金・保険料・手数料のこと。車両の重量や車種、性能などの条件に応じて、支払うべき額が「道路運送車両法」などの法律で定められています。
自動車重量税:車の重量や環境性能、新車登録からの経過年数に応じて課税される「国税」の一種。車検の際に2年分をまとめて納税する。
自賠責保険料:車の購入時に加入必須となる「自動車損害賠償責任保険」の保険料。自家用車の場合は24カ月もしくは25カ月契約で、車検を受けるたびに更新するのが一般的。
印紙代:車の種別に応じて支払う、車検の検査手数料。国に支払う「印紙代」と検査機構に支払う「証紙代」からなる。
事業者によって異なる「車検基本料金」
車検基本料金とは、点検料や検査料、代行手数料として事業者がそれぞれに設定する費用のこと。条件に応じて金額が決められている法定費用と異なり、車検基本料金は依頼する事業者や整備・サービス内容によって金額もさまざまです。
部品交換・修理のための「整備費用」
整備費用とは、点検の結果整備が必要とされる場合にかかる追加費用のこと。車検の基準を満たすために必要な部品交換や、車の走行性能を維持するために必要な「予防整備」を行う際にかかる、「部品代 + 工賃 = 部品交換代金」などがこの整備費用に含まれます。
例:車検の基準を満たすために交換が必要な部品交換
「ブレーキパッド交換:15,000円〜(前輪2箇所の場合)」「ワイパーブレード交換:4,000円~」
例:車の走行性能を維持するために必要な「予防整備」
「バッテリー交換:10,000円〜」「エンジンオイル交換:4,000円〜」「ブレーキパッド交換:15,000円〜(前輪2箇所の場合)」など。
※カー用品販売例
※金額は車種・グレード等により異なります。
実際に点検をしてみなければ詳細な整備項目は分からないため、整備費用については当初の見積り金額から大きく変動することもあり、注意が必要です。
コスモの「コミっと車検」なら、エンジンオイルやバッテリー、ブレーキパッドなどの予防交換や、当日異常の見つかった定額対象整備部品の整備・交換に、追加費用なしでご対応。(定額対象整備部品には、一般的に整備・交換が追加費用となってしまう部品も含まれます。)見積りになかった部品交換による想定外の出費を、最小限に抑えられます。
※HV車の場合、定額対象は補機バッテリーのみとなります。また、バッテリーの定額対象は1個となります。
複数バッテリーが搭載されている車種の場合は劣化の激しいバッテリー1個のみ定額対象となり、2個目以降の交換が必要な場合は定額対象外になりますのでご了承願います。
法定費用を計算しよう
車検費用で自分で正確な金額を計算できるのは、法定費用のみとなります。ここからは、法定費用の計算方法を詳しく見ていきましょう。
自動車重量税
自動車重量税には、排出ガス性能・燃費性能に優れた車に対して免税・減税がなされる優遇措置があります。まずはご自身の車が優遇措置の対象になるか確認しましょう。
(対象や要件は、国土交通省「自動車関係税制について (エコカー減税、グリーン化特例 等)」よりご確認ください。)
自家用乗用車の場合、①車両重量 ②エコカー減税の対象か ③新規登録からの経過年数 の3点によって自動車重量税が次のように決まります。
| エコカー (本則税率) | エコカー対象外 (右以外) | エコカー対象外 (13年経過) | エコカー対象外 (18年経過) |
0.5トン以下 | 5,000 | 8,200 | 11,400 | 12,600 |
〜1トン | 10,000 | 16,400 | 22,800 | 25,200 |
〜1.5トン | 15,000 | 24,600 | 34,200 | 37,800 |
〜2トン | 20,000 | 32,800 | 45,600 | 50,400 |
〜2.5トン | 25,000 | 41,000 | 57,000 | 63,000 |
〜3トン | 30,000 | 49,200 | 68,400 | 75,600 |
(参照:国土交通省「自動車重量税額について」)
自家用軽自動車の場合、車両重量による税額の違いはありません。①エコカー減税の対象か ②新規登録からの経過年数 の2点から税額が決まります。
エコカー | エコカー対象外 (右以外) | エコカー対象外 (13年経過) | エコカー対象外 (18年経過) |
5,000 | 6,600 | 8,200 | 8,800 |
(参照:国土交通省「自動車重量税額について」)
正確な自動車重量税の金額を確認したい場合は、国土交通省の「次回自動車重量税紹介サービス」を活用してみましょう。
自賠責保険料
自動車損害賠償責任保険は、自家用車の場合は24カ月または25カ月契約とし、車検を受けるたびに更新するのが一般的です。24カ月契約の保険料は以下のとおりです。
※令和3年4月1日以降に契約した場合に、沖縄県を除く離島以外の地域で適用される保険料
(参照:国土交通省「自賠責保険について知ろう!」)
印紙代
車の新規登録以降に車の保有者が受ける「継続検査」の印紙代は、次のように決められています。
| 指定工場 | その他整備工場(認証工場 等) |
普通自動車 | 1,600※ | 2,200 |
小型自動車 | 1,600※ | 2,100 |
軽自動車 | 1,500 | 1,800 |
(参照:独立行政法人 自動車技術総合機構「費用目安」、軽自動車検査協会「継続検査」)
※金額が安くなる場合があります
車検には合計でどのぐらい費用がかかる?
車検費用は、条件に応じて算出される「法定費用」に、事業者ごとに設定された「車検基本料」と車の状態に応じた「整備費用」を足し合わせて計算します。ここからは、これら3点の合計費用について見ていきましょう。
普通車の合計費用は10万円前後
一般に、普通車の車検の場合は10~12万円前後、軽自動車の場合は6〜8万円程度の費用がかかります。
ただし車の状態や依頼する事業者によって、費用はさまざま。特に整備費用は変動が大きく、車の状態がよければ費用が抑えられる一方、大掛かりな部品交換があれば数万円単位で費用が上乗せされる場合もあります。
車検の合計費用の計算をしよう
事業者ごとに設定される車検基本料金は、各事業者のホームページなどに掲載される料金表を確認するか、もしくは見積りを取得することで把握できます。法定費用と足し合わせて、およその車検費用を計算してみましょう。
追加整備の有無は実際に検査をしてみなければわからないため、部品交換による費用の変動を最小限に抑えたい場合は、基本整備・部品交換代金があらかじめ提示費用に含まれる事業者を選んでおくと安心です。費用だけでなくサービス内容まで含めて確認し、安心して任せられる事業者を選んでみてください。
「コミっと車検」なら、webサイト・アプリでの簡単な情報入力で、法定費用・車検基本料金・主要部品の整備費用まですべて込みの見積りをご確認いただけます。ぜひお気軽にお試しください。
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車検を受けるならコミっと車検
「整備費用も含めた車検費用を、あらかじめ把握しておきたい」
「部品交換による想定外の出費をできる限り抑えたい」
そんな方には、コスモの「コミっと車検」がおすすめです。「コミっと車検」の特長を3つご紹介します。
通常追加料金になる整備がすべて込みの価格で安心
「コミっと車検」の見積りでは、法定費用から主要整備・主要部品の交換・アフターサービスまですべて込みの価格をご提示するため、追加整備による想定外の出費をおさえられます。
エンジンオイルやバッテリー、ブレーキパッドなどの予防交換や、当日異常の見つかった定額対象整備部品の整備・交換にも、追加費用がかかりません。定額対象整備部品には、一般的に追加料金となってしまう部品も含まれています。
※定額対象整備部品には、タイヤ、タイミングベルト、バンパーやフロントガラスなどは含まれません。
※定額対象整備部品はこちらよりご確認ください。一部地域の店舗では、定額対象整備部品数が異なる場合がございます。
※HV車の場合、定額対象は補機バッテリーのみとなります。また、バッテリーの定額対象は1個となります。
複数バッテリーが搭載されている車種の場合は劣化の激しいバッテリー1個のみ定額対象となり、2個目以降の交換が必要な場合は定額対象外になりますのでご了承願います。
アフターサービスも充実
「コミっと車検」なら、無償のアフターサービスも充実しています。車検後半年以内もしくは走行距離1万km以内に対象部品(※)に異常があった場合は、無償で交換・整備を実施。また車検後の法定12カ月点検も、無料で行います。
※定額対象整備部品および、車検にて交換した部品が対象となります。
見積りから決済までネットで完結
「コミっと車検」なら、webサイト・アプリ上で見積り取得や予約希望日の選択を簡単に行えます。また車検終了後は、店頭での現金による支払いのほかに、webサイト・アプリ上でのクレジットカード決済も可能です。
【よくある質問】車検の費用計算Q&A
車検費用は分割払いできる?
車検費用の支払い方法は事業者によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
コスモの「コミっと車検」なら、webサイト・アプリ上からのクレジットカード決済でVISA・MASTERカードをご利用の場合、「一括払い・分割払い・リボ払い・ボーナス一括払い」からお好きなお支払い方法を選択いただけます。
車検費用を安くする方法は?
整備や部品交換が必要な箇所の有無によって、車検費用は大きく変動します。12カ月の法定点検を必ず受けるとともに日常的なメンテナンスを心がけることで、車検費用の負担軽減につなげられるでしょう。
また車検基本料金の金額や、「主要部品の整備が追加費用になるか、見積り金額の範囲内で対応してもらえるか」といったサービス範囲は事業者によって異なるため、複数の事業者から見積りを取得し、費用と整備・サービス内容を比較したうえで選ぶのも効果的です。
まとめ
車の種類や重量、新規登録からの経過年数などの条件をもとに、およその車検費用を計算することができますが、事業者によって異なる「車検基本料金」や車の状態に応じた「整備費用」を正確に反映するには、料金表や見積りの確認が必要です。
「整備費用も含めた車検費用を、あらかじめ把握しておきたい」「部品交換による想定外の出費をできる限り抑えたい」という方には、一般的に発生頻度の高い整備費用までコミコミの見積り費用をご提示する「コミっと車検」がおすすめです。webサイト・アプリ上からの簡単入力で、ぜひ見積りをご確認ください。